次の開花時期への下準備を行います。
- 誘引
- 枝の整理
- 元肥
冬季(12月から2月上旬)は、ばらの生命活動が停滞している時期になります。ばらの花の基礎になる部分に手をいれます。
誘因
誘因とは、つるばらの開花の場所を計画することです。春からのの活動期には、シュートが上に伸びるので、シュートの成長を妨げないように、つるを蔓受けに固定して水平方向にします。水平にするつるの位置を調整することで、鑑賞するのに適切な位置になるようにします。
枝の整理
古い枝を残すと次のようなリスクがあります。剪定はリスクを取り除いて、若くて元気な枝からたくさんのばらが咲くようにします。
- 枝が混み合って、葉に十分な日光があたらない
- 栄養が分散してしまい、若い枝に十分に行きわたらない
元肥
12月下旬から1月中旬ごろは、根の活動も活動が活発ではないのでこの時期に、根を傷つけないように、元肥をあたえます。植物は、硝酸(無機物)として根にとりこむそうです。開花までの時間にゆとりがあるこの時期に、有機肥料があたえます。有機肥料は、土壌の微生物によって、ゆっくりと分解されて、ばらにとって栄養のある土にかわります。